後半で見えたロペテギの修正(攻撃)
攻守ともに充実した前半を送ったバルセロナに対して、後半のアプローチをどうするか。ロペテギの答えは、ルーカス・バスケスを投入して3-5-2へのシステム変更だった。
レアル・マドリーのビルドアップ時には上図の円の位置で数的優位を作り出し、前線に素早くボールを送ることに成功していた。何といっても、クロースが降りてきてボールを受け、時間とスペースを味方に分配していたことがスムーズな組み立てに繋がっていた。
さらに大外では2人のウィングバックがポジショニングしており、バルセロナとしてはサイドプレイヤーのうち誰がチェックするのか戸惑ったりサイドバックの選手が釣り出されチャンネル(センターバックとサイドバックの間のスペース)が開いたりと、1失点を後も喫した後もそれにより何度かピンチを招いていた。