大混戦のJリーグはいよいよ最終盤を迎えている。ACL争いや残留争いに残っているチームも徐々に限られてきているが、消化試合を感じさせるゲームは見られない。
先日、Jリーグの今夏の移籍マーケットでチームを躍進に導いた選手たちを紹介した。そこで、今回は夏の移籍で新天地の期待に応えられているとはいえない選手を紹介する。
ハーフナー・マイク(ベガルタ仙台)
今シーズンのリーグ開幕戦では試合終了間際に豪快なボレーを突き刺し、順調な滑り出しを見せたが、ヴィッセル神戸が今年から取り入れたポゼッションサッカーには順応できず、リーグ戦で5節以降は出場機会が0だった。
そこで、出番を求め夏のマーケットでベガルタ仙台に移籍するも、ここまで1得点。スタメン出場もわずか2試合で、最近はベンチ入りすら危うい状況である。
しかし、守備面での貢献や動き出しの少なさは難点だが、高精度のクロスは確実にゴールに結びつける得点力は魅力である。
194㎝と日本人離れした高さも絶対的な武器で、同タイプのフォワードがいない今のチームでは貴重な存在である。
かつてJ1でシーズン17ゴール、エールディビジでも16ゴールをマークした実績を持つ。まだ31歳と、老け込むには早すぎる。