冬の移籍市場も残すところあとわずかとなった。

ここでは、『sportskeeda』による「夏に加入したものの移籍先チームが抱える問題を解決できなかった選手たち」を見てみよう。

マリアーノ(レアル・マドリー)

この取り引きは幸せな結末を迎えようのないものだった。

レアルでの出場が8試合しかなかったマリアーノは2017年にリヨンに売却される。だが、フランスでは45試合で21ゴールとセンセーショナルな活躍を披露。

メンフィス・デパイやナビル・フェキルら才能ある選手とプレーし、リヨンの3位躍進に貢献してみせた。

クリスティアーノ・ロナウドが退団した昨夏、フロレンティーノ・ペレス会長は確固たるストライカーを連れてこなければならなかった。ハリー・ケインやマウロ・イカルディなど少なくともロナウドの半分は得点を奪える選手を。

だが、ペレスが選択したのは、2300万ユーロ(28億円)でのマリアーノの再獲得だった。さらに彼にとって不運だったのは、背番号7を託されたこと。それによって、比類なき“伝説”との比較に耐えることを余儀なくされた。

怪我もあったマリアーノは今季の得点数がわずか1。ここまでのパフォーマンスはペレスの決断が正しかったと証明するものにはなっていない。

ただし、彼にはチャンスが欠けてもいる。ベンゼマに代えて先発起用する価値があるかもしれないが…。