代理人
代理人を務めているのは『D20 Sports Management』。元ポルトガル代表MFデコがアイルランドのダブリンに登録している会社で、会計士アンディ・クインがパートナー。
リヴァプールのMFファビーニョがもっとも有名な顧客であり、昨年は30万ユーロ(およそ3900万円)の利益を計上したという。
そのアンディ・クインは『Gestifute』のディレクターでもある。『Gestifute』はもちろんあのジョルジュ・メンデス代理人の会社である。
そして、ジョルジュ・メンデス氏が非常に深く関わっていることで知られるクラブが、ポルトガルリーグのリオ・アヴェだ。そこにはかつてファビーニョも所属していた。
【関連記事】オブラク&エデルソン&ファビーニョが同時所属!謎のクラブ、リオ・アヴェとは何者だ
ここまで状況が揃っていれば、あのジョルジュ・メンデスがD20に深く関わっていることは容易に想像できる。彼は近年東アジアのマーケットに注目していると言われていたが、日本にも…。
プレースタイル
開幕戦では同じく新加入の米本拓司と中盤でコンビを組んだシミッチ。
サンパウロ時代は、同時期に所属していた元ブラジル代表MFエルナネス(現・河北華夏幸福)の後継者であると評価されていた。
決して身体能力や個人での打開力に長けている選手ではないものの、左足から繰り出される早いタイミングでの決定的なパスが魅力。フィールドの中央でポジションを取ることを好み、長短のパスやフリーキックで得点を導いていくコンダクターである。
得点数はそれほど多くはないものの、昨年11月に行われたシウヴェス相手にキャリア初の1試合2ゴールを記録している。
ジョーやガブリエル・シャビエル、エドゥアルド・ネット、マテウスなど、今シーズンの名古屋には同郷の選手がたくさんいる(しかもなぜか全員左利き!)。
開幕戦で強烈な存在感を放ったシミッチが風間八宏監督の攻撃サッカーをどのように支えていくか、大いに注目したい。