帰ってきた『サカつく』のJリーグ

かつてドリームキャスト版の『サカつく』をやり込んだ筆者にとってJリーグ版はそれ以来およそ20年ぶりのこと。

本拠地を町単位で選べないのはちょっと残念であるが、今回はJ3からプレーできるのが何といっても売り。自分のクラブを自らの手で少しずつ育てていく醍醐味は『サカつく』ならではのものだろう。

クラブ名はそのまま「QOLY FC」に決定。

ユニフォームは当サイトSNSなどのアイコンに合わせてクラシカルな白黒に。かの皇帝フランツ・ベッケンバウアーがいた時代のドイツ代表に近い感じだろうか。

また、ゲームを始めるにあたって設定した“縛り”はこちら。

・1981年より前に生まれた選手のみ
・外国人助っ人は使用しない(「RTW」を含む)
・エージェントは使用しない
・J1に上がるまで「RTW」への特訓は厳禁

そして、初期メンバーはこのような感じ。

なんと☆5の三浦知良、中村俊輔、☆4の遠藤保仁、中澤佑二が!

ただ、さすがに“アラフォー”の現役選手たちとあってポジションに偏りがあり、スピードや運動量を求められるサイドが手薄だ。

また、センターバックが二人、サイドバックが一人ということで、3バックにしても4バックにしても人員が足らない。ってかGKが4人っておい!

トルシエ時代にサイドで起用された明神智和を右サイドに配置すれば、駒野友一を左サイドに回せるのだが…ゲームでは適正がないので断念。

そこで安間監督ばりにサイドのない3-3-3-1のフォーメーションを設定し、リベロにサブ適正のある阿部勇樹を起用して対応することとなった。

ちなみにGKは普通なら川口能活、楢崎正剛であろうが、ここはあえて、唯一J1で現役としてプレーする曽ヶ端準をチョイス。

メンバー自体はデフォルトに比べて優れているかもしれないが、ゲームを進めるうえで重要な要素となるコンボを発生させることが難しいため、チームとしての能力はそれほど高くない。

「ダイナモ」や「センターハーフ」などの選手をスカウトが発掘してくれればいいのだが。