昨年10月、危機的状況にあった古巣モナコの監督に任命されたティエリ・アンリ氏。

だが、在籍期間わずか103日、20試合を指揮しただけでクラブを去ることになった。

レオナルド・ジャルディン監督を呼び戻したチームは調子をやや持ち直し、すでに降格圏は脱している。

そうした中、モナコのロシア代表MFアレクサンドル・ゴロヴィンがアンリ前監督について語ったようだ。

『The Sun』によれば、こう述べていたという。

アレクサンドル・ゴロヴィン(モナコMF)

「アンリは自分の中にあった選手としての役割を殺せなかったのかもしれない。

練習中にうまくいかないことがあった時、彼はナーバスになって怒鳴った。それは不必要だったかもしれない。

彼は非常に強力な選手だった。モナコで彼に匹敵するレベルの選手は、ファルカオとセスクだけだったかもね」

「彼はグラウンド上に出て、僕らにどうやって練習するのかを見せようとしていた。そして、叫んだ。

違う監督なら『さあ、しっかりやるんだ』と言っていたかもね。

でも、彼はすぐにナーバスになって、グラウンドに飛び出し、プレーして見せようとしていた。

『俺からボールを奪ってみろ』と叫んでいた。大半の選手は冷静だったけれど、ちょっとショックだったかもね」

「彼は監督としての役割に完全には移行できていなかったと言える。

傷ついた彼は僕らに話すことなく戦術を何時間もチェックしていたこともあった。

ジャルディンの復帰後、練習にポジティブさが戻ってきた。

全てが自分の肩に圧し掛かっていることに気付いた時、監督をやるのは楽しいアシスタントコーチをやるよりもはるかに大変になる。

彼は若手を成長させたがっていて、6人をトップチームの練習に引き入れた。

彼は若手選手を信頼していたし、僕もそれは好きだったけどね」

選手時代の気質が抜け切れておらず、チームを掌握し切れなかったということだろうか。

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