イタリア・セリエAのフィオレンティーナは、新しいオーナーにロッコ・コミッソ氏が就任することを発表した。

買収額は1億6000万~7000万ユーロであると伝えられており、3年間の交渉の末に株式買い取りを決めたという。

ロッコ・コミッソ氏は1949年生まれの69歳。イタリアのカラブリア生まれであるが、12歳でアメリカへと移住し、コロンビア大学、コロンビアビジネススクールで学んだ。

卒業後はファイザー株式会社を経て金融業界やメディア会社などで活躍。ケーブルビジョンやメディアコムをアメリカ有数のテレビ局に成長させた人物だ。

またサッカーファンとしても知られ、コロンビア大学で副キャプテンを務めた。1972年オリンピックのアメリカ代表候補にもなっていたという。

2017年にはニューヨーク・コスモスの株式過半数を取得してオーナーとなっており、スポーツビジネスも並行して進めている。

昨年の純資産は44億ドルであると伝えられており、アメリカでも最も裕福な人物の一人。昨年はミランの買収に動いたものの、当時の中国人オーナーに断られていた。

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アメリカ人オーナーの下でフィオレンティーナはビッグクラブとなっていくのか。注目である。

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