カリドゥ・クリバリ

「先生は『今からみんながとても退屈するはずの教育映画を観るつもりです』と言った。

そして、リモコンをとると、教室の小さなテレビに試合を映したんだ。『これは僕らの秘密だよ』と言ってね。

自分の人生で最も美しい瞬間のひとつだった。

25人のクラスには、トルコ人、モロッコ人、セネガル人、フランス人がいたけれど、僕らはみんな一緒だった。

セネガルが勝った後のことをはっきりと覚えているよ。

学校から帰宅すると、セネガル人の友達の両親たちが全員で道で踊っていたんだ。

そして、誰もがとてもハッピーだった。トルコ人やフランス人の両親たちも彼らと一緒に踊っていたよ。

この記憶は心に強く残っている。これこそがフットボールだから。これこそが僕の育ってきた街だから」

イタリアでは人種差別の対象になってしまったクリバリ。ただ、幼少期の経験から「僕らは全員兄弟」という考えを持っているようだ。

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なお、セネガル対フランス戦が実際に行われたのは、韓国のソウル。