冨安の出番はあるのか?
気になる冨安の出番だが、当然競争は熾烈だ。すでに、同じセンターバックをクラブ・ブルッヘよりステファーノ・デンスウィル、キエーヴォよりマッティア・バーニを獲得しており、既存の選手と合わせると10人近い中からレギュラー争いに挑まなくてはならない。
しかも、監督のシニシャ・ミハイロヴィッチは4バックを選択することが多く、ボローニャでも4-2-3-1を主に選択している。となると、枠は2枠となる。昨シーズン冬にローンで獲得しレギュラーだったリャンコはトリノへ帰ったが、まずはミハイロヴィッチが望む高いDFラインの保持と自分たちから能動的に仕掛けられるサッカーに適応するためには空中戦での対応だけでなく足技も求められるであろう。
マルコ・ディ・ヴァイオはかつてイタリア国内の講演でこう述べていた。
「サッカー選手の1年は普通の男性の5年ぐらいの速さで変化する」
来年の7月に冨安はどのような成長を見せてくれるだろうか。これからも見守っていきたい。
(画像は町並みのみ写真ACより。それ以外はgettyimagesによる)