先日行われたカリアリ対インテルの試合は、1-2という結果で終了。決勝点はロメル・ルカクのPKだった(動画2:37~)。
そのPKの際にはカリアリのサポーターから激しいモンキーチャント(猿真似)がルカクに対して浴びせられ、人種差別行為ではないかと話題になった。
それに対し、インテルのウルトラスであるクルヴァ・スッドは以下のような声明を発表。モンキーチャントは人種差別主義ではないと指摘した。
「イタリアのサポーターは人種差別主義者ではない。あれは試合の駆け引きである。
カリアリで起こったことが人種差別主義のように考えられたことを謝罪する。
イタリアは、人種差別が本当の問題になっている他の多くの北欧諸国とは違う。それを理解しなければならない。
我々が人種差別主義者のように見えたことを自覚している。しかしそうではない。イタリアでは『チームを助ける方法』という理由のみにおいて、相手をナーバスにする手段として使っている。それは人種差別ではない。相手を緊張させるためだ。
イタリアのファンのこの態度は、好き嫌いや人種差別ではなく、得点を決める可能性がある相手を恐れているという事実の現れであり、敬意の一形態として考えるべきだ」
他の国においては人種差別と捉えられるかもしれないが、イタリアでは試合中の駆け引きとして使われているだけのものだということだそう。