夏に行われた女子ワールドカップではグループステージで3連敗という結果となり、ユン・ドギョ監督が退任していた韓国女子代表。
それを引き継ぐことになったのは2011年まで韓国女子代表を指揮し、その後仁川現代製鉄でWKリーグを6連覇したチェ・インチョル監督だった。
先月30日に就任が決定し、3日には会見が行われたものの、その直後に「チェ・インチョル氏が選手を暴行していた」という疑惑が浮上した。
前回代表を率いていた際、そして仁川現代製鉄時代にも、女子選手の頭を叩いたり、「頭に何が入っているんだ」などの激しい暴言を全員の前でぶつけていたりしたそう。
『聯合ニュース』によれば、ある選手は「ひどいことを言って選手の自尊心を落とすことが何度もあった。暴言のためにスポーツをやめなければならないと悩む選手もいた」と証言しているようだ。
また女子代表監督に就任する前に小~高校で指導をしていた際にも選手を暴行したという証言もあったという。
当初チェ・インチョル氏は「彼女らの証言は事実無根である」と話していたものの、9日に謝罪文をサッカー協会に提出し、事実を認めて代表監督を引く意思を明らかにしたとのこと。
なお、韓国サッカー協会はすでに新しい指揮官候補と接触しており、前リヨン女子監督のレイナル・ベドロス氏の招聘に動いているという。