世界最大のフットボールクラブ運営シミュレーターとして知られている、『Football Manager』。
ゲーム上の能力査定に関わるスカウトは世界51か国に1,300人もおり、70万人近いデータを保有している。選手やフットボール関係者にも愛好者が多く、ゲーム上のデータが実際のスカウディングにも利用されるほど。あのアンドレ・ヴィラス=ボアスもチェルシーのスカウトだった時代に『FM』を利用していたことを認めている。
その『FM』を極めたゲーマーが実際のサッカーチームに雇われるという出来事があった。『Sportbible』が伝えている。
Andrej Pavlović, 22, took Serbian side FK Bežanija to the Champions League semi-finals on Football Manager 👏
He decided to send his in-game achievements to the club last week and they offered him a real life job 😲
This is what dreams are made of! 😍https://t.co/w3ZEqjXafi
— SPORTbible (@sportbible) 2019年10月15日
22歳のアンドレイ・パヴロヴィッチさんは、自分の『FM』上のデータをセルビア2部チームのFKベジャニヤに送信。その結果、実際の仕事をオファーされたとか。
アンドレイさんは、ゲーム上で16年かけてFKベジャニヤをチャンピオンズリーグ準決勝進出に導いた。ゲーム上では、マンチェスター・シティ、トッテナム、バイエルン・ミュンヘンなどを撃破したほか、リーグ10連覇、6度のカップ戦優勝も達成。
一方、実際のFKベジャニヤは財政難のために2部降格中。クラブはアンドレイさんにデータアナリストとしての職をオファーしたんだそう。