昨季限りでマンチェスター・シティを退団し、母国ベルギーの名門アンデルレヒトに監督兼選手として加入したヴァンサン・コンパニ。
アンデルレヒトは今季非常に苦しいスタートを切っており、これまでの10試合でわずか2勝。13位と低迷している状況にある。
コンパニ自身もすでに試合日の指揮については他の人物に任せており、さらにヘッドコーチとしてベテラン指導者のフレンキー・ヴェルカウテレンを招聘。前半戦のうちにスタッフが大きく変わることになった。
そして今回、さらにアンデルレヒトにはベルギーサッカー協会から「ルール違反」で罰金が言い渡されたという。その原因はコンパニ氏の招聘だった。
ベルギー1部リーグではすべての監督にUEFA Proライセンスの取得を義務付けているが、コンパニはまだ所有していない。
そのため、名目上はスティーヴン・デイヴィス氏を監督、コンパニをコーチとして登録していたものの、調査で「実質的な監督はコンパニ」と判明していた。
それを受けてベルギーサッカー協会は「アンデルレヒトは長い間規則に違反している状況にある上、ライセンスのない監督を公に発表することをためらわなかった」として非難するとともに、『The SUN』によれば4300ポンド(およそ60万円)あまりの罰金を言い渡されたとのことだ。
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成績の低迷によって、ファンから激しい抗議活動を受けているアンデルレヒト。これから巻き返しは可能だろうか?