イングランドフットボール界でふたたび問題となっている人種差別。
2011年には当時リヴァプールに所属していたルイス・スアレスとマンチェスター・ユナイテッドDFパトリス・エヴラにも騒動があった。
2か月の調査を経た後、スアレスは人種差別的罵声を浴びせたとして8試合の出場停止に。その直後、リヴァプールはスアレスを支持するTシャツをチーム全員で着用。
当時リヴァプール選手だったジェイミー・キャラガーはこれは間違いだったとエヴラに謝罪した。
エヴラらともに『Sky Sports』に出演したキャラガーは、クラブは大間違いをしたと述べたのだ。
ジェイミー・キャラガー
「我々が非常に大きなミスを犯したのは明らかだ、それは間違いない」
「仕掛け人が誰だったのか分からない。監督のケニー(・ダルグリッシュ)とは全く関係なかったと思う。
ロッカールームでルイスに近い選手が彼をサポートしたがったんだと思う。
いま自分のことを見つめ直さなければならないし、一個人として『自分は着ない』と言う勇気がなかったと言わなければいけない」
パトリス・エヴラ
「あれを見た時、これはおかしいって感じだった。信じられなかった。
こういうことをすれば、自分のクラブを危機に晒すことになる。
自分のチームの選手なのでその選手を常にサポートしなければいけない。
だが、あれは出場停止になった後のことだ。
もしあれが(出場停止の)前なら、制裁を待っている段階なら、理解できただろう」
キャラガーは今になって考えるとあのTシャツを着たのは間違いだったとエヴラ本人に謝罪していた。