「(これまで多くのタイトルを獲得してきたにもかかわらず、サラゴサに来たときは昇格について語った。それはタイトルのようなものになる?)タイトルかどうかはわからないが、いつもできるだけいいプレーをし、戦うべき大会で何かを成し遂げたい」

「(最高の思い出は?)ドルトムントでの2011-12シーズンだね。非常に悪いスタートを切ったが、最後は優勝できた。いい思い出だよ」

「(最悪の思い出は?)うーん。マンチェスター・ユナイテッドからドルトムントに戻った年は、多くの難しいことがあった。良い時間ではなかったけど、悪い思い出というわけではないね」

「(イニエスタが好きだと言っていたけど、今彼は君の故郷でプレーしているね)彼がバルセロナにいた時に対戦したかったよ。僕は神戸出身だし、あの街のクラブに彼がいることをとても嬉しく思う。

彼の一番好きなところは、ピッチ内での全てを簡単そうに見せることだ。プレーを見ると今でも勉強になるよ」

「(家族は?)たまたま今サラゴサにいるよ。先週の金曜日に来た。母、妹、その夫と子供が」

「(キャプテン翼は見ていた?)もちろん」

「(好きなキャラクターは?)みんなと同じく、大空翼だよ」

「(サラゴサを離れるとき、どんな印象を残したい?)このクラブでプレーした最高の日本人だったと言われたい。スペインで、自分が優秀な日本人選手であることを証明したい。

乾貴士が1部でプレーしているけど、できるだけ自分を記憶に残してもらえるようにしたい。そして日本人選手がもっとこのリーグに興味を持って欲しい」

憧れの地であるスペインへとようやく辿り着くことができたものの、やや苦しい状況になっている香川真司。このトンネルを抜け出すことができるか?