――具体的に体のどの部分が大きくなりましたか?

胸と腕ですかね。ドリブルで相手選手を押さえる際に腕を使うのでそこは実感します。

スピードに関しては長い距離よりも、5メートル、10メートルですね。自分は瞬間的なスピードで抜くタイプなのでそこの速さは大事ですし、さらに強さも備わってきたので、一瞬で相手を置いていける自信がより付いてきました。

――練習から様々なデータを採取し、自分でもすぐ確認できる環境がいわきFCにはあります。データを見て自身ではどのようなことを考えますか?

素直に「もっと良いデータを出したい」と思います(笑)。常にもっといけるんじゃないかと考えますし、今に満足せず、向上心を持って様々なことに取り組めます。

サッカーなのでデータがすべてではないんですがやはり参考にはなりますし、客観的な数字を見ることは自分のコンディションを把握する上でも役に立ちます。そういうメリットは感じますね。

――いわきFCは独自のデータとして、「試合中に倒れなかった回数」をカウントしていますね。

田村(雄三)監督に試合前によく言われる言葉が「いいプレーしろよ」とかではなく、「絶対に倒れるなよ」なんです。

自分のプレーのくせでもあるんですが、倒れる必要がないのにオーバーに倒れることがありました。ただ、最近は意識しているというのもありますが倒れることが少なくなって、監督にも1、2週間くらい前に「倒れなくなったね」と言われたのでそれは素直に嬉しかったです。今後も倒れないよう、トレーニングから意識していきます。