「私はユナイテッドでスコット・マクトミネイに言ったことがある。彼は年代別のチームでプレーすることを嫌がっていた。なぜなら、正しいマインドセットを持っていなかったからだ。
そして、彼は考え方を変えた。それから多くのことが変わった。そこに行くたびに彼はあらゆる点で最高のものを見せた。態度も、キャラクターもだ。
これは子供たちと仕事をするための方法だ。人生においてあまりにも簡単な状況にある場合、その逆を見せることも教育の一部だと思う。
トロイは徐々に強くなっていくと思うよ。すべてがステップ・バイ・ステップで進んだ時にね。
即座にではない。なぜなら彼はすぐに準備はできないからだ。だからプロセスなのだ。
もし彼をノリッジ戦でプレーさせて、決勝ゴールを決めたとする。新聞が彼を大きく取り上げても、何も変わらない。翌週にはU-23でプレーする。すべてはプロセスなのだから」
(ハリー・ケインやソン・フンミンが離脱するなか、トロイの出場を求める声も多いが)
「多くの人がいる世界だ。トロイが長髪なのか短髪なのか、ブロンドなのか黒髪なのかも知らない。
彼らは何も知らないのに『トロイ、トロイ、トロイ、トロイ、彼はプレーすべきだ』と言う。
先日ベンチの後ろに『トロイをプレーさせろ、トロイをプレーさせろ』という男がいたよ。彼がトロイのことを知っているとは思わないがね」
目先の利益ではなく、今後のプロ意識を形成するために必要なプロセスを進んでいる最中…というモウリーニョ。教育者としての顔も見せているようだ。