現在はユヴェントスでプレーしているポーランド代表GKヴォイツェフ・シュチェスニ。かつてはアーセナルで長くプレーし、明るいキャラクターでピッチ外でも活躍。Youtubeでも目立つ存在で、料理企画ではこんな姿も。
ムードメーカーとしても知られる選手だったが、2015年の元旦に行われたサウサンプトン戦で敗北の原因となるミスを犯し、その後喫煙による罰則を受けた。それをキッカケに立場が悪化し、ポジションを喪失した。
その後ローマへのローン移籍で復活し、ユヴェントスへと加入することになるのだが…。
シュチェスニはアーセナルでの出来事について以下のように話し、見えないところで喫煙していたのを誰かの告げ口されたと語ったそう。
ヴォイツェフ・シュチェスニ
「当時僕は定期的に喫煙していて、ボス(ヴェンゲル)もそれをよく知っていた。
彼は誰にもドレッシングルームでの喫煙を許さなかったし、僕もそれを理解していた。
サウサンプトン戦のあと、僕は感情を抑えきれず、チームがまだいる中でタバコを手にした。シャワールームの角に行き、誰にも見えないようなところで火を点けた。
だが誰かが僕を見た。ボスではなかったが、その人物はボスに報告した。
数日後に彼と会い、『本当か』と聞かれた。『イエス』と答えると、彼は僕に罰金を科した。そして、それはこれで終わりだった。
それから『少しだけチームから外れてもらうよ』と言われたが、特に大きな衝突や対立はなかったよ。僕は非常にプロフェッショナルだった。
数週間後に戻ることを期待していたが、チームはとてもいい状況にあった。ゴールマウスを守ったダビド・オスピナはいくつかの試合で本当にいいプレーをした。だから彼がそのまま残ったんだ。
かつての仲間が懐かしいよ。エミレーツでのプレーは恋しい。あのピッチの質、ファン。ロンドンダービーでの大きな夜は、僕にとって特別だった。
どんなところでプレーしても、偉大なことを達成しても、愛するクラブで戦うこととは似ても似つかない。感情は特別なものだから」
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ユヴェントスでいくつものタイトルを獲得したシュチェスニであるが、特別なクラブであるアーセナルでのプレーを今でも望んでいるようだ。