2011年からアトレティコ・マドリーの指揮官を務めているディエゴ・シメオネ監督。

その9年間で一度のリーグ優勝&CL準優勝、二度のEL優勝と、レアル・マドリーとバルセロナが支配するリーグに風穴を空け、世界で最も優れた監督の一人と考えられている。

しかしそんな指揮官に対し、母国アルゼンチンから思わぬ批判が飛び込んできた。

2010年に名門リーベル・プレートを率いたアンヘル・カッパ氏(73)は『FOX Sports』のインタビューに対し、同胞の指揮官をこのように“断罪”した。

アンヘル・カッパ

「私がアトレティコの試合を見に行くことは決してない。シメオネ監督の仕事は尊重はするが。

「何が嫌かって彼の『勝利にのみ価値があり、他の全てのものは意味がない』という言葉だよ。これはサッカーにとって悲惨だね。

そのアトレティコはここ5年でELしか勝っていない。どういう意味なの?」

「結果に値することを試みるチームもあれば、対戦相手のミスを望むチームもある。私は勝利に値するチームを好むよ」

メッタ切り…。

シメオネ監督の勝利至上主義的な考えは、アルゼンチンにおいて一般的なものとされる。

しかしウラカンを率いた時代、“天才”ハビエル・パストーレ(現ローマ)を見出し、魅力的なサッカーでリーグを席巻した指揮官にとって、彼の哲学を受け入れることはできないようだ。

そんなシメオネ監督のアトレティコを象徴する、サッカーファンを仰天させた“超守備”がこれ!

こちらは昨年10月1日に行われたCLロコモティフ・モスクワ戦での一場面。

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これはこれで一つのスペクタクルであるが…。

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