欧州5大リーグのなかで真っ先にリーグ戦を再開させたドイツ。
そうしたなか、現役のブンデスリーガ選手が明かした話が話題になっている。発言したのはウニオン・ベルリンに所属するセルビア代表DFネヴェン・スボティッチだ。
かつてドルトムトの主軸だった彼は今季こんなゴールも決めている(以下動画1分12秒~)。
スタジアム沸騰!
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ドイツの公共放送である『ARD』の番組で彼はこう述べたそう。
ネヴェン・スボティッチ(ウニオン・ベルリンDF)
「(ドイツでプロデビューしてからの)14年間で見てきたのは、イブプロフェンがまるでSMARTIES(ラムネ菓子)のように食べられていることだ。
彼ら(クラブ)には選手のコンディションをできるだけフィットさせるようプレッシャーがかかっている。体系的な習慣になっている」
WADA(世界アンチドーピング機関)のリストに含まれていないため、鎮痛剤の服用は禁止されていない。そのため、ドイツでは多くのプロ&アマ選手が、より早くフィットするために鎮痛剤を使っているという。
元U-20ドイツ代表だったダニ・シャヒンは、3,4年間は鎮痛剤なしでプレーするのが不可能だったと告白。また、マッツ・フメルスの弟であるヨナスも、9度も鎮痛剤を使っていた話を明かしたとか。番組が1142人のアマチュア選手を調査したところ、47%の選手たちが鎮痛剤をシーズン中に繰り返し使っていたとのこと。
こういった現状について、ケルンのドーピング機関のハンス・ガイアー氏は「鎮痛剤はパフォーマンスを向上させることができるが、健康も脅かす。鎮痛剤なしでプレーできないなら、スポーツの倫理に反していると思う」と指摘。
また、ドイツサッカー連盟のアンチドーピング委員会のメンバーも「金、スポンサー、法外な給与、メディアは、スポーツにおける医学的根拠よりもはるかに大きなものになっている」と述べたという。