今年、かつて所属していたACミランに復帰してきたズラタン・イブラヒモヴィッチ。
加入してから実質わずか2ヶ月ほどしかプレーしていないものの、公式戦10試合に出場して4ゴール1アシストと結果を残し、38歳という年齢を感じさせていない。
フィオレンティーナ戦ではいわゆる「裏街道」で独力突破するという見事なシュートシーンを見せていた(動画34秒~)。
VARでの判定によってハンドが認められ、ゴールにはならなかったのだが…。
愛するチームに戻ることができたイブラヒモヴィッチであるが、『Corriere dello Sport』の報道によれば、11日の練習であるトラブルがあったという。
ミランのCEOを務めているイヴァン・ガジディス氏は、この日選手たちの給与削減に関する合意内容を伝えるため、5月4日以来1ヶ月ぶりに練習場を訪れたとのこと。
イブラヒモヴィッチはそのガジディスCEOに相対し、「なぜこんなに長くチームから離れ、コッパ・イタリア準決勝の2日前に現れたのか?」と詰め寄ったそう。
さらに「今のミランは昔のようなチームではなくなっている。不確実性が多すぎる」と訴えたとも。
そして、ガジディス氏は「そうだ、それは事実だ。ミランは成績と経済状況のために昔のようなクラブではない」と答え、オーナーのエリオット・マネージメントによるプロジェクトがクラブの再生に繋がることを説明したよう。
イブラヒモヴィッチの契約は6月30日で満了を迎える予定で、その後の去就についてはまだ不透明。1年延長のオプションはあるとのことだが、行使されるかどうかもわからない状態だ。
また、彼を連れてきたズヴォニミール・ボバン(元フットボールチーフオフィサー)の解任、パオロ・マルディーニ(ディレクター)の軽視などを不満に思っているとも言われているが…。