――なるほど。先ほど開幕がすごく楽しみだったと仰っていた理由の一つには、やはり今年から大木武監督が就任したことがありますか?
そうですね。開幕に向けたトレーニングマッチは毎年やりますけど、今年は例年よりもかなり多くの試合をやることができました。試合を重ねるごとに発見や反省点が出てきますし、いつにも増して早く試合がしたいです。自分自身も開幕するのが楽しみです。
――大木監督のサッカーはどのようにとらえています?
すごく攻撃的です。ポジション取りを速くして、できるだけ相手陣地でサッカーをする。攻撃に人数もかけますし、得点機会をかなり多くできそうな感じはあります。
大木監督が言っている通り、見てくれる方に楽しいと思ってもらえるようなサッカーができるんじゃないかという感触は持っています。
――黒木選手自身の役割にも変化がありますか?
昨年は後方からのビルドアップに加わることが多かったんですけど、今年はもっと前でプレーする機会が増えそうですね。アップダウンが増えそうですし、ボールに絡む回数や相手陣でプレーする機会も昨年の何倍も増えそうな感じはあります。
――どんどん前に行っていい感じなんですか?
はい。できるだけ攻撃に人数をかけたいので。その分、チームメイトがボールを持っているときの素早いサポートのポジショニングなどは求められてきますし、楽しみです。
――ポジショニングは距離感?それとも角度?
距離も角度もですね。距離はできるだけ近いほうがいいですし。もちろんそうじゃないときもありますけど、結構その辺りは大木監督が細かく言っています。サポートに入るスピードもそうですし、場所とか。
細かいですけれど、求められるものを試合で表現できれば間違いなく強いと思います。
――そこは今シーズンのロアッソ熊本の大きな見所ですね。
前線から積極的にプレッシャーをかけますし、躍動感があって見ていても面白いと思います。