“伝統”をマイナーチェンジした「4-2-1-3」が基本形

まず、2020シーズンの基本システムを見ていこう。

鹿島と言えば、伝統的に中盤フラットの「4-4-2」で戦ってきたが、今季は前線の配置にマイナーチェンジが施された「4-2-1-3」がベースとなっている。

守護神は不動の存在であるクォン・スンテで、最終ラインは右から広瀬陸斗、犬飼智也、町田浩樹、永戸勝也(杉岡大暉)の4人。

ダブルボランチは三竿健斗、レオ・シルバ、永木亮太がローテーションで起用され、トップ下の遠藤康または白崎凌兵が攻撃を司る。

3トップの頂点は上田綺世または伊藤翔で、複数の選手がポジションを争うウイングは、右がファン・アラーノ、左はエヴェラウドがファーストチョイスとなっている。