2位:ピエルルイジ・カシラギ

カシラギは1990年初頭にイタリア・セリエAで名を馳せ、ユヴェントスやラツィオで活躍したストライカーだ。イタリア代表でも重要な存在となっていた人物だが、29歳で加入したチェルシーでは大失敗に終わった。

1998年にジャンルカ・ヴィアリ監督が当時の記録となる540万ポンド(およそ7.3億円)を費やしたのだが、カシラギは10試合目となるウェストハム戦で膝の前十字靭帯を断裂してしまったのだ。

それによって10回もの手術を余儀なくされるも、結局その膝は元に戻らず。2000年7月にチェルシーとの契約は解除されることになった。クラブには400万ポンド(およそ5.4億円)の保険金が支払われたが、カシラギは「適切な助けを得られなかった」としてチェルシーを批判している。