サッカー界で人種差別と同様に問題視されているホモフォビア(同性愛嫌悪)。
そうしたなか、ノルウェーで著名な審判のひとりであるトム・ハーゲン氏がゲイであることを告白した。『VG』や『Glåmdalen』が伝えている。
2006年からノルウェー1部リーグで審判を務めている44歳の同氏は、UEFAチャンピオンズリーグやW杯欧州予選も裁いたことがある人物だ。
10月25日に行われたノルウェー1部リーグ、ヴォレレンガ対クリスティアンスン戦を担当した翌日にゲイであることを明かしたという。
この試合ではクリスティアンスンのFWが相手監督に対して「ゲイ」と叫んだことが問題になっている。ただ、ハーゲン氏は試合中にはその状況を把握していなかったそう。
メディアに登場するのは少し怖かったというものの、(告白する)タイミングとしてはいいと考えているそうで、若い審判たちのロールモデルになりたいという思いもあるようだ。