サッカー界で人種差別同様に問題視されているホモフォビア(同性愛嫌悪)。
「カミングアウトデー」とされる10月11日にイタリア女子サッカー界のレジェンドが自分は同性愛者だと明かした。
『Corriere della Sera』によれば、カロリーナ・モラーチ氏が「私は女性を愛している。サッカー界にはホモフォビアが多過ぎる」と述べたという。
56歳のモラーチ氏はイタリア女子代表で150試合105ゴールを記録した元ストライカー。現役時代のプレーがこちら。
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モラーチ氏は監督としてカナダ女子代表やミランの女子チームを指揮したこともある人物だ。
「人生ではあることが普通になる瞬間がある」という彼女は数年前に東京で行われたFIFAのイベントでパートナーのニコラさんと出会ったそう。
若い世代のためだけでなく、告白する勇気が持てない40~50代の友人たちのためにも、今回カミングアウトすることにしたという。
その一方でサッカー界にはいまだに偏見と同性愛嫌悪が多いため、カミングアウトしない選手たちを責めるつもりはないとも。
「多くの男性がそうしないのは(自分を)守るため。それは正しいと思う。もし準備ができて、もうマスクは2度とつけないと確信した時にそうすればいい」などと語っていたそう。
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