ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が辞任を発表したバルセロナ。1月には新しいクラブのトップを決めるための選挙が行われる。
現在そこに立候補している人物がそれぞれの『公約』を発表しているのだが、今話題を集めているのはアグスティ・ベネディト氏。
自動車の販売ビジネスで一財を築いた56歳の実業家で、2010年、2015年にも会長選挙に立候補した経験を持っている。
『Marca』によれば、彼は自分が会長になった場合「カンプ・ノウの改装工事をストップし、建て替えする」と宣言したのだ。
「カンプ・ノウの改装工事は、新しいスタジアムの建設よりも多くの費用がかかる。そして新しい会場ならば25年間のネーミングライツで建設費用は賄える」と宣言したそう。
また同席した建築家のベネデッタ・タグリアブエ氏も「65年間維持できないのであればカンプ・ノウを改装することは意味がなく、世界最高のフィールドたり得ない」とコメントしたとのことだ。
カンプ・ノウの改築プランはもともと2021年完成予定であったが、まだその工事はスタートしてすらいない。しかもそれには7億ユーロ(およそ885億円)を遥かに超える資金が必要になるという。
なお、スタジアム新築までの数年間はエスパニョールの元本拠地であるエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス(旧名モンジュイック)や、Bチームの本拠地シウター・エスポルティーバ・ジョアン・ガンペールで試合を行うという計画だとか。