スウェーデンの女子トップリーグに当たる「ダームアルスヴェンスカン」を今季優勝したコッパルベリ/ヨーテボリFC。
11月7日に行われた試合で優勝を決めてトロフィーを獲得し、そして女子チャンピオンズリーグにも出場していた。
12月14日にはMFヨハンナ・リッティング・カネリードという選手を獲得しており、16日にはチャンピオンズリーグでマンチェスター・シティと対戦し、敗れていた。
ところが、29日にコッパルベリ/ヨーテボリFCから衝撃的な発表が行われた。それは「トップチームを解散する」というアナウンスだったのだ。
『Fotbollskanalen』によれば、クラブの解散が決定されたのは12月17日。チャンピオンズリーグで敗れた1日後のことだったという。
その理由は、ヨーロッパのビッグクラブであるリヨンやPSG、バイエルン、マンチェスター・シティ、バルセロナらが女子サッカーチームを強化していることであるとのこと。
コッパルベリ/ヨーテボリFCの規模では匹敵できない状況になっているという考えに至り、トップチームを解散することを決めた…そう。
クラブは19歳までのチームは維持するものの、トップに関しては所属している選手全員を解雇し、契約を解除したという。
コッパルベリ/ヨーテボリFCには現在9人ものスウェーデン代表選手が所属しており、アメリカやハンガリー、オランダ、フィンランドから来た者もいる。彼女たち全員がクラブを失うことになり、女子サッカー界に大きな衝撃を与えているようだ。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ