ロベルト・フィルミーノ
ユルゲン・クロップ監督の手腕により華々しく復活したリヴァプール。
その強さは圧巻の一言だったが、選手たちを眺めると必ずしも華やかなスターがいるわけではない。チームのために自分を犠牲にできるような選手ばかりである。
フィルミーノはその象徴的な存在だろう。足元の技術が高く、周りを生かすことは抜群に上手いのだが、怪物的なストライカーを何人も輩出したブラジル人としては玄人好みかもしれない。
最近はむしろ彼の役割が見直されている節もあるが、後年、歴史として振り返った時に、きちんとその功績を語れる者がどれほどいるだろうか。