“無敵”と言える強さを見せた2020シーズンの川崎フロンターレに、リーグ戦で唯一黒星を喫しなかったサガン鳥栖。

最終的に13位に終わり、このオフにはクラブのトップを含め大きな入れ替えがあった彼らだが、2021年に飛躍するポテンシャルを備えたチームの一つだ。

昨季J1での出場時間トップ10を見ると、3位のDF森下龍矢(名古屋)、4位のMF原輝綺(清水)、5位のMF原川力(C大阪)が移籍。いずれもチームの主力を担った選手だが、逆を言えばそれ以外の7選手は残留を果たした。

特に大きいのが、大卒1年目で最多の9ゴールを記録したFW林大地をチームにとどめたことだ。

野生味あふれるプレーとターゲット(=ゴール)を仕留める意志の強さから、「ビースト」の愛称を持つ23歳。タイプこそ異なるが、チャンスでの存在感は今季副キャプテンを務めるクラブの“顔”、豊田陽平を彷彿とさせる。

エリア内での粘りと思い切りの良さ、そして雄叫び!これが林大地だ。

コロナの影響でチコ・オフォエドゥ、イスマエル・ドゥンガといった新外国人FWの合流が遅れているだけに、林が前線のヒーローになることができるどうかは今季のサガン鳥栖を大きく左右する。

そんな林をバックアップするのが、今やJリーグ最強の下部組織となった、サガン鳥栖アカデミー出身の選手たちだ。