MF松岡大起はすでにベテランのような風格を漂わせているが、まだ19歳。優れた技術とボール奪取力を備える上に戦術理解力も高く、昨シーズンはセンターバックや右サイドバックなどでもプレーした。

様々なポジションを経験したことにより「自分がボランチに入った際のアイデアなどもたくさん出てきました」と語っており、今年開催予定だった世代別代表の国際大会が中止となるなか、欧州への扉を開くため“勝負の一年”に臨む。

攻撃陣では、同じく19歳のMF本田風智が楽しみな選手。昨季はプロ1年目ながら26試合に出場、3ゴールを決めている。

正確なボールコントロールを生かしたスキルフルなプレーが強みで、ゴールに直接関わるところでクオリティを発揮することができる。今季のブレイク候補の一人に間違いない。

17歳のDF中野伸哉は、無限大の可能性を秘めた左サイドバックだ。その堂々としたプレーはとても高校2年生には見えず、昨季は14試合に出場。最終節の大分トリニータ戦では2アシストを記録してみせた。

スピードがあり、ポゼッションに絡みつつ自分でも前に運ぶことができる中野。正確なクロスも魅力で、昨年は飛び級でU-19日本代表のトレーニングキャンプにも選出された。鳥栖の中心選手となるだけのポテンシャルを秘めた逸材である。

他にも、小屋松知哉、仙頭啓矢の京都橘高校コンビの再結成など、実は話題の多いサガン鳥栖。金明輝監督は今季開幕を前に「キャンプで得点を取る形を共有してきました」と語った。

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持ち前のハードワークでペースを握りながら、勝点につなげられない試合が多かった2020シーズン。その反省を生かし、チームとしての戦い方やプレーの質が改善されているのかどうか。昨季2引き分けに終わった湘南ベルマーレとの開幕戦は絶好の試金石となる。

2021 明治安田生命J1リーグ 第1節
湘南ベルマーレvsサガン鳥栖
2月27日(土)15:00キックオフ!

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