エクトル・ベジェリン
クラブ:アーセナル
バンジャマン・メンディと同じように、ケガや体調不良の組み合わせによってこのところ落ち込みを見せている選手の一人だ。かつてのような圧倒的なスピードはわずかに失われているように見え、逆にアタッキングサードでの優柔不断さは昔のままだ。
アーセン・ヴェンゲル監督の下でポジションを確保したとき、「猛烈なスピードに恵まれ、ペナルティエリア周辺からピンポイントのクロスを入れられる」として現代的なサイドバックのプロトタイプであると評価された。
ところが今のベジェリンは一貫性を失っており、アーセナルでは思ったほどの成長を見せられていない。26歳の彼にはパリ・サンジェルマンが関心を持っていると伝えられており、もしそうなればかなりの額の移籍金に変わる可能性がある。
今季はチャンピオンズリーグ出場権も獲得できなかったアーセナル。夏には大型補強が要求される状況であり、高く売れるであろう彼の退団は不可避になるかもしれない。