プレミアリーグ第35節、マンチェスター・ユナイテッドは敵地でのアストン・ヴィラ戦に1-3で逆転勝ちした。
そうしたなか、敗れたヴィラのディーン・スミス監督はPKのジャッジに苦言を呈している。
1点をリードしていた後半6分、ドウグラス・ルイズがポール・ポグバを後ろから押し倒したとしてPKの判定に。指揮官は『Sky Sports』の試合後インタビューでこう述べていた。
ディーン・スミス(アストン・ヴィラ監督)
「PKのジャッジは相手よりもこちらに影響を与えた。相手は得点のチャンスを得て、あの後に2点目を奪った。
(正しいジャッジなのかは)分からない。誰にも分からないと思うね。
誰もが混乱している。
ラヒーム・スターリングは背中を4,5回もタッチされて倒れてもPKにならなかった。ストックリー・パーク(VAR本部)の人間が見直してもね。
で、今回は一度のタッチだ。彼(ポグバ)は倒れ、PKになった。
今やサッカー界全体が混乱していると思う」
「情けない判定だった。
ポグバが倒れるのに十分なものだったか?ノーだ。だが、彼は倒れた。
同じことがオールド・トラッフォードでも、昨シーズンにもあった。
(ヴィラFW)オリー・ワトキンスは終盤に2枚目のイエローで退場にされた。
彼は触れられていないと断言することなどできない。(当事者である)選手2人以外には誰も触れたかは分からないからね。
審判団の意思決定が理解できない。より重要なのは、ストックリー・パークだ。彼らはスローモーションで見ている。
自分たちがPKを獲得するためには怪我でもしなければいけないようだ。
オリーが倒れるのに十分だったか?ノーだ。だが、ポグバも倒れるには十分ではなかった」
試合終盤にヴィラFWワトキンスが相手のペナルティエリナ内で倒れた。だが、主審はダイブだと見なしてPKを与えず、逆に2枚目のイエローカードを提示して退場を宣告している。
【動画】PK?それともダイブ?ポグバとワトキンスが倒れた問題のシーン
スミス監督は自分たちやマンチェスター・シティに比べて、ユナイテッドは簡単にPKを貰っていると訴えていたようだ。
なお、Optaによれば、今季のプレミアリーグはPK数が史上最多になったという。ユナイテッドMFブルーノ・フェルナンデスのPKが113本目となり、2006-07シーズンの記録112本を上回ったとのこと。