かつてユナイテッド・サッカーリーグで活動していたロチェスター・ライノスは、「ジェイミー・ヴァーディが共同オーナーになった」と発表した。

現在レスター・シティでプレーしているヴァーディ。イングランド代表を引退してからは様々な活動をしており、イングランドで「V9アカデミー」というプロジェクトも立ち上げている。

それはアマチュアリーグからステップアップした自身の経験を生かし、プロになりたい選手をトライアウトで選考して育成および売り込みをしていくという組織だ。

そして今回ヴァーディはアメリカにも活動を広げることを決断し、ロチェスター・ライノスの経営に参加したという。

ロチェスター・ライノスは1996年に設立されたクラブで、MLSに参加しない選択をしたチームの一つ。下部リーグ所属ながらもUSオープンカップで優勝した経験がある歴史上唯一のクラブでもある。

その後はUSLで長くプレーしてきたが、2017年に経営難のため活動が停止され、それからはどこのリーグにも所属していなかった。

そして今回、ジェイミー・ヴァーディがオーナー就任とともに、2022年に活動を再開するという発表も行われている。

ジェイミー・ヴァーディ

「しばらくアメリカでのチャンスを探していたが、ロチェスター・ライノスにはビビッと来るものがあった。

USオープンカップ優勝の話は大好きだ。クラブはあれ以来困難な年月を経てきたが、それは私にとってはより魅力的なものだ。

オーナーとはビデオ通話でたくさんの会話をした。彼らがライノスにどれほど熱心なのかはわかったし、そこに参加したいと思った。物事を好転させる助けになりたい。

簡単なことではない。しかし私は人生において簡単なことは一切やらない」

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なお、ヴァーディを誘ったオーナーはデイヴィッド・ドーキンとウェンディ・ドーキン。不動産開発会社の「LLD Enterprises」でマネージングパートナーを務めている実業家夫婦で、NBAのサクラメント・キングスの株式も所有していることで知られる。

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