サンフレッチェ広島は1日、「MF川辺駿がスイス・スーパーリーグのグラスホッパー・チューリッヒへ移籍することが決まった」と公式発表した。

サンフレッチェ広島の下部組織出身である川辺駿は、2013年にトップチームでデビューしたあとジュビロ磐田へのローン移籍を経てブレイクしたボランチ。

2018年に広島へと復帰するとそれからレギュラーに定着し、チームに欠かせないほどの存在感を見せてきた。今年は日本代表にも選ばれるなどさらなる飛躍の時を迎えている。

そして今回、25歳というタイミングで欧州への挑戦を行うことを決め、7月3日のサガン鳥栖戦を最後にチームを離れる予定になったそう。

川辺駿

「この度、スイス・スーパーリーグのグラスホッパー・クラブ・チューリッヒへ移籍することになりました。

このタイミングでチームを離れることは簡単な決断ではありませんでしたが、一サッカー選手として新しい挑戦をしたいという想いが強く、移籍を決めました。

コロナの影響で降格クラブ数の多い難しいシーズンの中にも関わらず、自分の気持ちを尊重して受け入れてくれたクラブ、特にチームスタッフとチームメイトには感謝しています」

グラスホッパー・チューリッヒはスイスリーグで最も多くの優勝回数を誇る古豪であるが、最後の優勝は2003年と18シーズン前に遡る。

2019年には68年ぶりにチャレンジリーグへの降格を喫するという屈辱を経験したものの、昨季は2部優勝して昇格に成功している。

また、先日はクラブの経営権が香港資本の復星国際(Fosun Group)に移っており、新しい会長の下で多くの投資が行われているという。

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復星国際はあのジョルジュ・メンデス代理人とセットで語られることが多く、ウォルヴァーハンプトンとも関係があると伝えられる企業だ。

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