ポルトガルの検察庁は、ポルトからレアル・マドリーへ移籍したエデル・ミリトンの取引を調査しているようだ。
2019年にポルトからレアル・マドリーに移籍したエデル・ミリトン。その取引で5000万ユーロ(およそ65億円)が動いたとされている。
まず2018年8月、ポルトはサンパウロはエデル・ミリトンの権利の90%を850万ユーロ(およそ11億円)で購入した。
そして2019年3月にレアル・マドリーがその権利の100%を購入し、その際に5000万ユーロが支払われた。ポルトはそれによって3816万ユーロ(およそ49.6億円)を手にしたとされている。
しかしながら、そのうちの21%が違法な形で2つの仲介業者へと支払われたのではないかという疑いがかかっているという。またエデル・ミリトンがサンパウロからポルトに移籍した際の取引についても何らかの疑いがあるという報道も。
『Marca』によれば、この問題は先日ベンフィカの会長ルイス・フェリペ・ヴィエイラが逮捕された事件の関連であるそう。ともに逮捕されたジュリアーノ・ベルトルッチとブルーノ・マセドがこれに関与した疑いがあり、検察が調査を進めているようだ。
なお、サンパウロからポルトへ移籍した際の取引については、ポルトの会長ピント・ダ・コスタと関係が深い代理人ペドロ・ピーニョが暗躍したとされている。