「基本的には人材である。
開幕時点でガブリエウは膝の怪我から回復中だったし、GKアーロン・ラムズデールと冨安はまだ加入していなかった。
この3人の加入はDFラインのソリッドさに大きな違いを生み出した。それを裏付けるスタッツがある。
ラムズデールはいまだに失点していないし、ガブリエウはバーンリー戦で8度のクリアを記録、冨安は空中戦に全て競り勝った。
だが、この数字が守備陣全体に漂う自信にあふれたムードを正当化するものではない。
指揮官は「試合中に困難な状況に陥っても、最後は勝てるという自信と信頼が生まれている」と語っている。
まだ10日ほどしかともに練習していないにもかかわらず、守備陣のまとまりには驚くべきものがある。
それを象徴するのが、守備時の選手間のスペースだ。
バーンリーがベン・ホワイトを狙ったロングボールを放り込んだ際、ガブリエウと冨安が彼の近くに陣取り、バーンリーを勢いづかせるセカンドボールを奪おうとするシーンが何度も見られた。
ブレントフォード戦でカラム・チェンバースとパブロ・マリがホワイトをサポートしなかったのとは対照的である。
その開幕戦ではホワイトが狙われた際、彼の周囲には味方がいなかった。それが改善されているのは明らかだ。
新加入選手たちが驚くべき速さで適応したように見えるが、そこには明確なセットアップがある」
「冨安たちがアーセナルのトラウマを解決した!」絶大な“冨安効果”を現地紙が説明
Text by 井上大輔(編集部)
神奈川県出身。もともとは野球小僧だったが、1998年W杯をきっかけにサッカーにも熱中。ウイイレなどのサッカーゲームにも、ドはまりした。好きなリーグはよく見ていたリーガ・エスパニョーラ。
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