先日、マンチェスター・シティのスペイン代表FWフェラン・トーレスがバルセロナへの移籍に合意したと報じられた。
クラブ間での交渉でもおよそ5500万ユーロ(およそ70.7億円)の移籍金で合意に至ったと伝えられている。
今季は10月から足の怪我を抱えて出場できていないフェラン・トーレスであるが、スペインへの復帰に向けて前向きに会談を進めたようだ。
『ESPN』によれば、その移籍についてマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は以下のように話したという。
ジョゼップ・グアルディオラ
「私は何度も言ってきた。彼が私のところに来たとき、『君が満足できないのなら退団するべきだ』と。
我々は、去りたいという選手がいたときにCEOや会長が『NO』というような他のクラブとは違う。
ただもう一つの問題は、クラブや選手との合意だ。それは私の仕事ではないからね。
選手が退団したい場合は、クラブ間の合意が必要だ。オファーが受け入れられない場合は、チームに残らなければならなくなる。
だからこそ、選手は素晴らしい代理人を抱えており、取引を行うためにメディアを通じて必要な武器を使って交渉する。そうしなければならない人々だ。
フェランの件はそういうものではない。ここに満足できないのなら、別の場所で幸せになるはずだと信じている。
選手のキャリアは短いものだ。ある日突然終わりを迎える。彼が退団したいのなら、残念なことはなにもない。それは彼の野心だ。私は彼に満足している。
バルセロナやレアル・マドリーが彼を求めているのならば、それに『NO』を言うことはとても難しいと感じている。
彼はスペイン出身であり、バルセロナから求められている。彼は私の部屋をノックして、『退団したい』と言った。
彼の心が他の場所にあるのであれば、私は選手を引き止めたり説得することはできない」
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マンチェスター・シティとしては、フェラン・トーレスのように退団を希望した選手を止めることはない…という。