瀬古 樹
所属クラブ:川崎フロンターレ
選出理由:「即戦力ボランチが挑む熾烈なポジション争い」
前所属の横浜FCで中心的な役割を担って評価を高め、今冬にJ1王者の川崎へと引き抜かれたボランチ。正確な長短のパスがストロングポイントで、精度の高いプレースキックも武器だ。横浜FC時代には右サイドバックにも対応するなど戦術理解度も高く、主将を務めたキャプテンシーも非凡である。
2月12日に行われたFUJIFILM SUPER CUP・浦和レッズとの一戦では、71分から途中出場し、新天地での公式戦デビューを果たした。独特のスタイルにフィットしてくれば、新天地でもレギュラーとして活躍しそうな予感が漂う。
リーグ屈指の司令塔である脇坂泰斗と大島僚太、パサーのジョアン・シミッチ、“和製カンテ”と称される橘田健人、ハードワーカーの塚川孝輝、テクニシャンの小塚和季ら実力者揃いの中盤でポジションを掴めるか。
また、現在の日本代表は守田英正(サンタ・クララ)、田中碧(デュッセルドルフ)といった元川崎勢が中盤の軸となっているだけに、クラブでの活躍次第では代表入りの扉も開けてきそうだ。熾烈な争いを制してポジションを奪い、今後のキャリアに繋げたい。