3月13日に2022シーズンの開幕を迎えるJFL。Jリーグ昇格を狙うプロクラブから、地域で戦う企業チームまで、様々な思惑を持つ者が戦うコンペティションだ。
今回Qolyでは関西地域でJFLを戦う4つのクラブ、FC大阪、FCティアモ枚方、MIOびわこ滋賀、そして奈良クラブの監督にインタビューし、今シーズンの展望を伺うことにした。
第1弾で取り上げるのは、J3への昇格を志して戦っているFC大阪。すでにライセンスは取得済みで、あとはここを勝ち抜くだけという立場だ。
目標達成に向けて何が必要なのか、そしてそのために行ったプロジェクトは何なのか。塚原監督が狙う進撃の手とは?(※取材日:3月1日)
――ご無沙汰しています!今は13時なんですけれども、お昼は何を食べられましたか?
牛焼肉丼ですね。近くに「あぶり家」というお店があるんですが、とても美味しくて。週の頭はこの事務所でスタッフミーティングをすることが多いので、そこでみんなで食べています。
――お腹が空きますね…皆さん、ぜひ東大阪に来た際にはよろしくお願いいたします。
――まずは昨年の成績から振り返りますが、13勝9分け10敗、37得点35失点の7位でした。気になるポイントは?
「得点37」ですね。
失点は自滅でやられるものやセットプレー崩れなどもあるので、そこは必然的に課題ですけども、うちの特性を考えると得点のところを倍まで持っていきたいなと思っています。
引き分けの中でも勝利をギリギリで落としたゲームもあるので、それを勝ちの方に持ってくることが第一前提ですね。シーズンでは良い時も悪い時もあると思うので、負けをなんとか引き分けに持っていくことができたら、自ずと上位にいると思います。
――印象に残った試合は?
一つはアウェイでのHonda FC戦(※第9節。敵地で2-0と勝利を収めた)です。自分の中でも手応えがありましたし、Honda FCさんを相手にアウェイであれだけ戦えたというのは、とても自信になったんじゃないかなと思います。
他には、3連戦(10月30日~11月7日。鈴鹿、高知、青森に連勝した)ですね。うちは選手層が厚い方なので、人を入れ替えながら3つとも勝ち取りました。勢いをつけるという点で考えれば、とても良かったと思います。
もう一つは…リーグではないんですが、天皇杯の大阪予選ですね。Tiamo枚方さんとやったゲーム(※先に失点するも、終盤に逆転して2-1で勝利した)です。ダービーマッチであるとか、いろいろな側面があると思うんですが、気持ちがこもった試合でした。なかなか試合に出られなかった選手が活躍したり、とても印象深いゲームだったと思います。
うちはやはり関西人らしく…他のも関西のチームもそうですが、賑やかで『やってやろう感』が強いと思うんです。そこで、なかなかゲームに絡めなかった選手たちが『ここで一発やらなあかんで』というモチベーションを持ちつつ挑んでくれた。とても印象的でしたね。