木曜日、英国政府はロシアのウクライナ侵攻に対する制裁として、関連人物の資産を凍結するという行動に出ることを発表した。
そしてチェルシーのオーナーであるロマン・アブラモヴィッチ氏もその対象に。クラブの売却は不可能となり、選手との契約もできず、チケットも売れなくなった。
『Daily Mail』によれば、その数時間後に記者会見へと臨んだマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、チェルシー関連の質問を受けるとこう話したという。
ジョゼップ・グアルディオラ
「新型コロナウイルスが蔓延していたとき、我々は薬やワクチンについてまるで医者のように話すよう頼まれていた。
この記者会見で話す時、絶対に全てのことを知っていなければならないようだ。
チェルシーについては、十分な意見を持っていない。すまないがね。ニュースを読んだが、何が起こっているのかは正確にわからない。理解するまで数日待って欲しい。
何が起こるかわからない。選手にもトーマス・トゥヘルにとっても難しい状況だ。彼らは彼らの仕事をするためにいるのだから、気の毒に思うよ。
我々はクラブの顔である。数日ごとに会見をしなければならないし、好きなことを聞いてくれればいい。
しかし、我々にも知らない種類の物事があり、この会見の前に1時間ものレッスンを受けているわけではないことを理解する必要があるよ。君たちが求めていることについてのレッスンをね。
私は、ある事柄について知識がないとき、意見がないときには、その当事者にとって不快になるようなことをいいたくない。待つほうがいいと思う。
自分のクラブについては気持ちよくたくさん話すことができる。先週、マンチェスター・ユナイテッドについて話すことはできなかった。そこにはいないからね。チェルシーも同じだ。
チェルシーの監督も選手も、どうなるかわからない。知識がないときは待つ。それが私のやらなければならないことだ。
私のクラブに対しても、チェルシーに対しても、不快なことは何も話したくはないのだ」
専門家ではないにもかかわらず、世の中の状況について話すことを求められる…そのようなインタビューに対して、わからないものはわからないのだと返していたようだ。