2つ目は、第8条のプレーの開始および再開での「レフェリーがコインを投げて、“エンド”とキックオフを決定することの明確化」。コイントスによる決定はレフェリーの責任であり、第10条の表現と一致させる必要があるとのこと。
3つ目は、第10条の試合結果の決定の「KFPM(PK戦)中にチームオフィシャルが警告または退場になる可能性の明確化」。チームオフィシャルという文言が追加され、選手だけでなく、関係者も警告対象になることを明確にした。
4つ目と5つ目は、第12条 ファウルと不正行為から。まずは、第3項の懲戒処置の「自陣ペナルティエリア内でのGKによるハンド違反の明確化」。
得点または決定的な得点の機会の阻止(DOGSO)に「自陣ペナルティエリア内のGKを除く」の文言が追加される。「相手チームの得点や決定機をハンドで阻止した場合、その選手は反則があった場所で退場にさせられる(自陣ペナルティエリア内のGKを除く)」。
DOGSOの項におけるハンドへの言及が、GKが自陣ペナルティエリア内でハンドを犯した場合に退場させられると誤解される可能性があるため、注意事項を追加したとのこと。
もうひとつは、第12条4項のファウルや不正行為の後のプレーの再開で、「選手がレフェリーの許可なくフィールドのプレーから離れ、外部に対する反則を犯した場合に与えられるフリーキックの位置の明確化」。
フィールドのプレーの内外を問わず、レフェリーが選手の反則でプレーを止めた場合、許可なくプレーから離れたことによる間接フリーキックが与えられない限りはドロップボールでプレーを再開する。また、間接フリーキックは選手がプレーを離れた境界線上の地点から行われる。
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最後は、第14条ペナルティーキックの「PKが行われる時と前のGKのポジションについての明確化」。
「ボールが蹴られた時、GKは少なくとも、片足の一部がゴールラインに触れるか、沿うか、ラインの後ろになければいけない」とする(ラインの後ろという文言を追加)。
これまでは、GKが片足をゴールラインの前や後ろに置いていた場合、不当な利益を得ていなくても技術的には反則になっていたが、そのようなポジションが罰せられないように文言が修正された。