29日に行われたアジア最終予選の最終節でベトナム代表と1-1で引き分けた日本代表。

この一戦に先発した主将の吉田麻也(サンプドリア所属)が試合後、メディアの囲み取材に応じた。

今回の試合は観客数の上限が撤廃され、4万人を超える観衆が詰めかけた。一方で声を出しての応援は認められていなかったにもかかわらずベトナム人のファンが大きな声で騒ぐ場面もあった。

記者からそのことを聞かれた吉田はこのように回答している。

吉田麻也(日本代表DF)

「日本人やっぱりちゃんといろいろ守るなあと思いました。ベトナムの方々の声がちょっと出てて、僕もなんとかなだめたかったですし場内放送でも結構流してたんですけど…。

本当はね、最後のセレモニーのところでも観客について言及したいと思ってたんです。でも今日のあれではちょっと話せないなと。

ヨーロッパとかそれこそアメリカでも南米でもオーストラリアでもアフリカネーションズカップでも、みんなそういうふう(声出しOK)になってきてる。

しっかり3回ワクチン接種して、例えば陰性証明を提示しての入場で規制を緩和するってことも次のステップなんじゃないかなって個人的には思ってます。

ただそうはいってもまずはルールを守ってからの次のステップなんで。今日に関しては『言えないな』と思ったんで発言は控えました」

コロナ禍において特にスポーツ界やエンターテインメント業界、飲食業界は規制により厳しい状態に置かれている。吉田は試合前にもその突破口を開くのはサッカー日本代表であり、サッカー界が一丸となって政府を動かそうと主張していた。

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そのことをセレモニーで話そうと思っていたようだが、観戦ルールが守られなかったこともあり控えたとのこと。

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