マルセイユにいたとき、ディディエ・デシャン監督がベナルファをベンチに置いたときのことを覚えているよ。
その時、彼のアドバイザーのミシェルは『監督は守備を求めているからベナルファをベンチに置いた。しかし、誰が未来のバロンドーラーに守備を求めるんだい?』と言っていたんだ。しかもそれをベナルファの前で口にした。
それは少年の成長を助けることにはならないよ。ベナルファは今35歳だが、きっと一生17歳のままだろう。子供なんだよ。
(監督やティアゴ・ジャロとの口論は驚いた?)
いいや。ベナルファは脳と口の間に何一つフィルターがない男だ。思ったことを全て力強く言う。
メディアが伝えたところによれば、彼は『リールは守備的にプレーしすぎている』と話したというね。そこまではサッカー選手としての分析だ。
しかし『ここはギャンガンではないんだ』と付け加えたら、ギャンガンで長い時間を過ごした監督を傷つけるだけだ。
パリ・サンジェルマンでのエムバペくらいに違いをもたらしていたら、こうはならないだろうがね。しかし彼はそうではない」
子供の頃にその才能を評価したものの、精神面が成長しなかったために選手として大成しなかった…と感じているようだ。