ペペ
ポルトやレアル・マドリーなどでプレーしてきたポルトガル代表DF。ブラジル人ながら、若くして移住したポルトガルでプロになった。
相手の背中を踏みつけるなど常軌を逸したラフプレーが物議を醸すこともあり、ライバルからは嫌がられる存在だが、選手としての能力はピカイチ。
高さ、強さ、スピード、DFとは思えない技術を持ち合わせており、全盛期はひとりで守れてしまうスーパーな守備者だった。
そんなペペだが、ピッチ外では違う一面をもっている。
給与不払いのために退団したベシクタシュでは、身銭を切ってチームスタッフたちに給与を支払っていた。また、17歳まで母親と一緒に寝ていたマザコンだと自認している。
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18歳で単身渡欧した際には、お金がなかったために、お店でサンドイッチを恵んでもらったこともある。
その時の経験を振り返り、「その瞬間から僕はいつでも他人を助けようとしている。あの経験は僕に大きな影響を与えた。あの人は僕が何者か知らなかったし、僕も彼が誰なのか分からない。(連絡がとれないので?)残念だよ。でも、あの振る舞いは当時の僕とその後の人生を助けてくれた。その日からは僕にとってポルトガルが一番になったんだ」と語っている。