ルイス・スアレス
アヤックス、リヴァプール、バルセロナ、アトレティコ・マドリーで活躍してきたウルグアイ代表FW。
狂気に満ちた噛み付き事件を3度も起こしたほか、ダイブ癖があるなど、敵を欺こうとする狡猾さ・いやらしさは若い頃から際立っていた。
ただ、サッカーの“うまさ”は天下一品だ。ゴールを奪う得点感覚はもちろん、チャンスメイクや体の入れ方、球際のしぶとさなどは圧巻。味方につければ最強の存在といえる。
吉田麻也は「スアレスはすごかったな。うまいのよ。雑そうに見えてうまいし、本当にいやらしいところを突いてくる」、メンフィス・デパイは「(反逆児タイプの)スアレスがピッチ上で超優しいやつだったら、あんな多くのゴールを決めて、あんなにタイトルを勝ちとれたかい」と話している。
そんな彼は8歳で両親が離婚して以降、母親とともに自ら働き、兄弟を含めた家族を養ってきた。そういった生い立ちもハングリーさに繋がっており、恵まれない子供たちを積極的に支援する理由もそこにあるようだ。
本人は「青年期に勉強しなかったことは後悔している。子供たちにとっていいお手本になれただろうに」とも話している。