サミ・ケディラ(元ドイツ代表)

レアル・マドリーやユヴェントスでプレーした元ドイツ代表MF。

チュニジア人の父、ドイツ人の母のもとでシュトゥットガルトに生まれた。

2014年W杯で優勝を成し遂げるなどドイツ代表で77試合に出場。2021年に現役を引退した。

「チュニジアはドイツよりもマナーがずっと緩やか。子供たちは自由奔放に育つ。そのメンタリティは(ドイツで育った)自分にとっては異質だけどね」などと語っている。

そんな彼の弟であるラニ・ケディラは原口元気とともにウニオン・ベルリンでプレー。

2018年W杯前にチュニジアサッカー連盟は代表入りを説得したが、ラニは熟慮の末に辞退。

「長いプロセスだった。父がチュニジア人ということもあってかなり考えた」、「自分はドイツで生まれ育ったのでドイツ語しか話せない(大会までに信頼関係を築くための時間が足りない)」とその理由を説明している。また、自分が入れば予選で必死に働いた選手の居場所を奪ってしまうとも語った。