鹿島アントラーズは1日、「日本代表FW上田綺世がベルギー1部のセルクル・ブルッヘに移籍する」と公式発表した。

現在は交渉が基本合意に達した状況で、このあと上田綺世がベルギーへと赴きメディカルチェックを受ける予定であるとのこと。

上田綺世は1998年生まれの23歳。鹿島アントラーズのジュニアユースでプレーした後、鹿島学園高から法政大学へと進み、学生時代から各年代別の日本代表に選出されてきたストライカーだ。

2019年に特別指定選手として鹿島アントラーズに加入した後、大学を退部してプロの道へと進み、昨年は東京オリンピックにも出場するなど日本屈指のFWに成長していた。

上田綺世

「世界を見渡した時に決して若いとは言えない自分が、プロサッカー選手として新しい環境に身を置き、成長したいという思いから、この決断をしました。

シーズン途中でチームを離れることの意味は、理解しています。決めた以上、結果で示していくしかないことも分かっています。

ともに戦った選手、スタッフ、ファン・サポーター、パートナー、地域の方々、すべてのアントラーズファミリーに対し、感謝の思いしかありません。

勝利のために必要なプレーを追求していくという、自分が考えるフットボールの本質と向き合い、一瞬一瞬を大切にして、この先も戦っていきます」

セルクル・ブルッヘはかつて植田直通もプレーしていたことで知られているクラブで、親会社は南野拓実が今夏加入したASモナコ。オーナーも同じドミトリー・リボロフレフ氏が務めている。

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モナコから多くの選手が修行にやってくるという立場のセカンドチーム、フィーダークラブという立場であるが、その影響もあってこのところはベルギー1部に定着することに成功している。

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