来月2月末で56歳になるカズこと三浦知良。横浜FCと同じグループ傘下にあるポルトガル2部のオリヴェイレンセへ移籍する見込みだ。
カズは若くしてブラジルに渡ると名門サントスなどでプレーした経験を持つ。
1986年にはマツバラというブラジルのチームでプレーしたが、当時のチームメイトがカズについて語った。『A Bola』によれば、現在は歯科医になったという元GKマルコ・アントニオがこう話したそう。
「カズ・ミウラについてはすでに知っている基準からしてもいつも驚かされる。
体力がものを言うサッカー界で55歳は相当な年齢だ。彼は大学で研究されるべき神話さ。
当時、私は22歳で、彼は18歳だった。私達は1年間一緒に過ごした。
私達は同じホテルに住んでいたが、(彼の)一番の好奇心は、当時は珍しかった車を私が持っていたことだった。カズに運転を教えたのは私だよ。
彼にはスピードと勇気があった。ディフェンダーに立ち向かい、試合中の暴力にもビビらなかった。両サイドを駆け回っていた。
彼は誰に対してもとてもフレンドリーだったので仲良くなれたんだ。
もうひとつおもしろかったのは日本から戻ってきた時。戻ってから数日は午前2~3時に私を起こして、縄跳びを始める。
私は『イカれた日本人だ!』と叫んだね。彼は時差のせいで眠れないんだとたじろぎながら言っていたよ」
また、アントニオ氏は、カズのために父親がチャーター機を手配し、高級ホテルに女性を待機させていたという秘話もしている。「全てはお金持ちの日本人実業家の父親が、息子の思春期をよりよくコントロールし、安全な遊びを提供するための“親切”だった。エイズ汚染で大変な時代だったからね」とのこと。
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さらに、カズが「90分走って、移動して、さらにデートもする。楽じゃないよ」と話していたとも明かしている。