柳の加入発表とともに琉球は柳のコメントも同クラブ公式サイトに公表した。
柳貴博
「FC琉球に加入する事になりました柳貴博です。昨年の8月末に酒気帯び運転というサッカー選手である前に人として絶対にしてはいけない行動をとってしまいました。
自分のとった行動で社会的にも多くの人に迷惑をかけて、期限付き移籍で所属していたアビスパ福岡、所属元だったコンサドーレ札幌、Jリーグ、JFA、サッカーに関わる全ての方々を失望させ、日本サッカーの価値を下げる行動をとってしまいました。ファン・サポーターの方々の気持ちも裏切ることになってしまいました。
本当に申し訳ございませんでした。
そして今回FC琉球に、人としてサッカー選手としてもう一度やり直すチャンスを与えていただきました。
まずは人として社会人としての信用、信頼を少しでも取り戻していけるよう取り組んでいきたいと思います。
そしてサッカー選手として今年FC琉球をJ 3優勝、J 2昇格という目標を必ず達成出来るよう自分の持っているものを全て出していきたいと思います。よろしくお願いします」
続けて同クラブの倉林啓士郎代表取締役社長からもコメントを発表。
倉林啓士郎代表取締役社長
「いつもFC琉球へのご支援やご声援、誠にありがとうございます。このたび、弊クラブに柳貴博選手が加入いたします。
柳選手は昨年8月に重大なコンプライアンス違反を犯してしまいました。柳選手自身、大きく反省しており、これまで自分と向き合う時間を設けておりました。
迷惑をかけたサッカーファミリーの皆様、社会全体からの信頼を、これからサッカーと真摯に向き合うことで回復していきたいという柳選手の想いを、クラブとしてサポートしていきたいと思います。
また柳選手はクラブと協議をして、沖縄県内地域での社会貢献活動を行なってまいります。柳選手及びFC琉球を、引き続きどうか温かく見守っていただけますと幸いです」
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柳はこれまでFC東京、モンテディオ山形、ベガルタ仙台、札幌、福岡でプレーし、J1通算64試合に出場。育成年代の日本代表にも選出されていた。